【九星気学】使ってはいけない凶方位「対気殺(的殺)」と「小児殺」を解説

使ってはいけない凶方位
対気殺たいきさつ(的殺)と小児殺しょうにさつ

九星気学には、万人共通の凶方位とは別に、個人の星や特定の条件でのみ作用する特殊な凶方位が存在します。それが「対気殺(的殺)」と「小児殺」です。

この記事では、努力が報われにくくなる対気殺と、12歳以下のお子さんに影響する小児殺について、それぞれの意味や作用、方位盤での見方を分かりやすく解説します。

努力が報われず悩んでいる人のイラスト

本命と月命の反対側「対気殺(的殺)」

対気殺とは、あなたの「本命星」と「月命星」がめぐる方位(=本命殺・月命殺)の、正反対に位置する方位のことです。別の名を「的殺(てきさつ)」とも言います。

対気殺の凶作用とは?

対気殺の方位を使うと、努力したわりに成果が上がらないという凶作用が出ます。
  • 計画が思い通りに進まなくなる
  • 周囲からの協力が得られなくなる
  • 夢や目標を挫折させられるような出来事が起こる
五黄殺のような派手さはありませんが見落としがちな凶方位であり、特に引っ越しや移転など、人生の重要な局面では使わないようにしましょう。

方位盤でみる“対気殺”の調べ方

【モデルケース】昭和44年9月17日生まれの場合
  • 本命星:四緑木星 → 本命殺は「四」の方位、対気殺はその反対側
  • 月命星:一白水星 → 月命殺は「一」の方位、対気殺はその反対側

2013年の年盤でこの方の場合、本命星(四緑木星)は東南、月命星(一白水星)は北にあります。そのため、それぞれの反対側である西北(本命の対気殺)南(月命の対気殺)が、この年に使うべきではない凶方位となります。

12歳以下の子どもに影響する「小児殺」

小児殺とは、数え年で12歳以下の子どもだけに影響する特殊な凶方位です。感受性の強い時期の子どもを守るために、特に注意が必要な方位とされています。

ポイント:大人には影響しません
この方位は、ご両親など大人が使っても凶作用はありません。あくまで12歳以下のお子さんを連れて移動する場合にのみ考慮すべき方位です。

小児殺の凶作用とは?

お子さんを連れて小児殺の方位へ引っ越しをすると、お子さんが事故に遭ったり、原因不明の病気にかかりやすくなるといった凶作用があります。新しい環境での健やかな成長を願うなら、この方位への引っ越しは避けましょう。

方位盤でみる“小児殺”の調べ方

小児殺は、年盤ではなく月盤のみで用いられます。方位盤上では「●」や「▲」といったマークで示されることがあります。その年の十二支によって、どの九星が小児殺となるかが決まっています。

小児殺 早見表

年(十二支)小児殺(九星)
子年八白土星
丑年九紫火星
寅年二黒土星
卯年三碧木星
辰年五黄土星
巳年六白金星
午年八白土星
未年九紫火星
申年二黒土星
酉年三碧木星
戌年五黄土星
亥年六白金星

(例)丑年や未年に生まれたお子さんの場合、月盤で「九紫火星」がめぐる方位が小児殺となります。