運勢判断の具体例

運勢判断の具体例

●例1 昭和34年1月17日、午前6時30分生まれ

天干戊 (劫財星)乙 (偏官星)丁 (偏印星)
地支
蔵干丁 (偏印星)甲 (正官星)乙 (偏官星)
元辰
食神星
十二運
吉凶星大極貴神・魁罡大極貴神・華蓋
天徳合・月徳合
劫殺咸池
空亡辰巳
その他年支と月支が恩なき刑

性格

月支元命の食神星から、物事にこだわらないアッサリした明るい人ですが、月柱の十二運星が「衰」ですから、家庭的な苦労が多いでしょう。

仕事運

月支元命の食神星から、安定感覚があり、芸術的才能を生かせば生活が安定します。月柱の華蓋が、晩年は楽しむ生活とするでしょう。

配偶者運

年柱に劫財星、時柱に偏印星があり、家庭的にはあまり恵まれない生まれです。また年支、月支が刑しておりますと、親との縁も薄い傾向です。

家族運

女性で時柱に劫財星と偏印星がありますので、家庭的にはあまり恵まれませんが、月柱の十二運星、墓から、男女とも中年期には配偶者に苦労しがちです。

幼年期

年柱の十二運星、「衰」から、家庭的に恵まれず、苦労しがちですが、明るいので、人から愛されます。

中年期

月柱の十二運星、「墓」から、家庭のことで苦労が多い傾向となります。

晩年期

時柱の十二運星、「病」から、中年期には苦労しますが、晩年は、趣味を楽しみ生活となります。

●例2 昭和26年10月28日、午後5時15分生まれ

天干辛 (比肩星)戊 (印綬星)丁 (偏官星)
地支
蔵干乙 (偏財星)己 (偏印星)辛 (比肩星)
元辰
印綬星
十二運建禄
吉凶星天徳合・月徳合華蓋・羊刃・魁罡天徳合・月徳合紅艶
空亡辰巳
その他月支と日支が恩なき刑、年支と月支が支合、年支と日支が支合

性格

月支元命が印綬星のこの人は、物事を冷静に判断し、行動に移すタイプです。日柱の十二運星が「養」ですから、物静かで雰囲気を持っていますが、社交的な一面もあり、人づきあいは良い方ではありません。古典的な物に興味を持ち、伝統を重んじる性格です。

仕事運

月支元命が印綬星で、時柱にただ一つの偏官星があるため、どのような仕事についても、指導的な立場となり、仕事には恵まれています。月柱に華蓋がありますので、特に美術、芸術関係に成功し、名声を得られるでしょう。金銭的にも恵まれる運勢となります。

配偶者運

日柱地支の十二運星が偏印星で、月支と日支が刑していますので、意思の疎通のない夫婦関係となりがちです。日柱に紅艶がありますので注意しないと、男女とも結婚後は異性とのつきあいに注意すべきでしょう。

家族運

年支と月支が支合ですので、親との縁は強い方ですが、本人が健康な内は親とは若い頃は死別することもあります。兄弟仲は悪くないのですが、年柱の十二運星が、絶から、疎遠となりがちです。

中年期

月柱の十二運星、「墓」から、中年期に仕事運が上昇し、男性は力量を発揮の時となります。順調にいきます。

●例3 昭和52年8月29日、午前10時30分生まれ

天干丁 (印綬星)戊 (比肩星)丁 (印綬星)
地支
蔵干丙 (偏印星)丙 (食神星)丁 (偏印星)丙 (偏印星)
元辰
食神星
十二運帝旺帝旺建禄
吉凶星月徳合・亡神天徳合・文昌貴神
天厨貴神・福星貴神
亡神・駅馬
天徳合・羊刃・咸池
陰陽差錯
月徳合・亡神
空亡子丑
その他身旺で刧煞、年支と月支が勢いをたのむ刑、支合

性格

日柱の十二運星が帝旺ですので、何事も思い通りにしようとする意地の強さを持っており、プライドが高く、負けず嫌いです。しかし、月支元命が食神星ですので、表面的にはおっとりとした明るさを持っているので、誰からも愛されます。

仕事運

この人は身旺ですから、劫も強い力強さがあり、一つのことを地道に続けていけば大成する可能性を秘めています。技術、芸術方面に才能が発揮されやすく、特に、年支と時柱に建禄がありますので、薬学や化学などの分野では、活躍が期待できるでしょう。

配偶者運

身旺で時柱に帝旺がありますので、女性はキャリアウーマンとしては成功しますが、結婚生活ではよほどの我慢を抑えないと波乱が絶えず無縁の可能性を含みます。また、寡宿・孤辰がありませんので、男女とも三度縁の暗示があります。

家族運

印綬星が多いため、親の愛情が厚い生まれですが、片親とは若い頃に生別死別することがあります。また、子供には恵まれにくい傾向です。

幼年期

年柱の十二運星が建禄ですから、親の愛情に育まれ、幸せな幼年期となります。目上からかわいがられます。

晩年期

月柱の十二運星が建禄ですので、老いても、気力、体力にあふれ活躍します。精神面でも落ち着きが出て、安定感のある生活を営めるでしょう。

●例4 平成11年11月17日、午前8時生まれ

天干己 (偏印星)乙 (偏財星)壬 (傷官星)
地支
蔵干庚 (劫財星)癸 (食神星)
元辰
正財星
十二運帝旺沐浴
吉凶星福星貴神・月徳合大極貴神・天徳貴神
駅馬
福星貴神魁罡・陰陽差錯
空亡申酉
その他身弱、年支と月支が半会、月支と日支が冲

性格

月支元命が正財星であるため真面目はじめですが、気が弱いので、決断力に乏しい傾向があり、人に流されやすい所があります。しかし、目上には可愛がられる徳を備えています。

仕事運

月支元命が正財星ですから、自分で事業をするよりはサラリーマンに向いています。特に金融、技術関係が適職となります。しかし、駅馬があり、年支と月支が半会ですから、一つの場所に落ち着かない暗示があり、転勤が多い傾向となります。また、金銭面では苦労の多い方ですので、できるだけ若い頃から蓄財を心掛ける必要があります。

配偶者運

日支が劫財星ですから、ワガママで自分勝手な配偶者に悩まされる傾向があり、冲があるため、夫婦の縁はうすい方でしょう。また、日支、年支がともに劫財星ですので、再婚の暗示があります。男女とも結婚生活には不満が多く、特に男性は色情面での過ちに注意が必要でしょう。

家族運

年支と月支が半会となっているため、若い頃から片親との生別死別経験したり、親と離れて生活するような傾向があります。また、配偶者との縁もうすく、時柱の傷官星についで十二運星、墓から、女性の場合は、子供、夫に苦労が多い傾向となります。

幼年期

年の十二運星が死、年支と月支が冲ですから、親と縁が薄く、生別死別する暗示があり、複雑、不安定で、動揺の多い幼年期を送ることとなるでしょう。親が健在であれば、精神面、体力面とも幸薄い所があります。

中年期

月柱の十二運星、「沐浴」ですから、変動の多い中年期となり、駅馬が二つもつきますので、職業や住居の変動があったりします。また、月支元命が正財星で、年支と日支がともに劫財星で、月支と日支が冲であるところから、結婚生活に不満が多く、離婚の危惧があります。

晩年期

時柱の運命が墓ですから、子供と意見が合わず疎遠となりがちで、孤独感を味わうことが多くなります。できるだけ頑固さを抑え、「老いては子に従え」という気持ちで接すれば安泰となりましょう。また、趣味を生かし、外に目を向けて生活することも必要となります。