知っておきたい十大凶方|九星気学

知っておきたい
十大凶方入門

吉方位を意識するのと同様に、知らず知らずのうちに悪い影響を受けないためには「凶方位」を正しく理解することが非常に重要です。

この記事では、誰にでも共通する凶方位から、個人の生年月日によって変わる凶方位まで、注意すべき10種類の「十大凶方」について、その意味と見方を分かりやすく解説します。

方位盤を囲む人々のイラスト

十大凶方の種類と見方

移動や決断の前には必ずチェックを
年盤の上では移動可能な吉方位が3つや4つあっても、実は凶方位と重なっているため使えない、ということは少なくありません。吉方位だと思って行動した方位が凶方位だったら、取り返しがつかなくなります。お出かけや大切なことを決める前には、必ず凶方位をチェックする習慣をつけましょう。

すべての人に共通する凶方位

まず、個人の生年月日に関わらず、すべての人にとって凶作用をもたらす方位が5つあります。これらは方位盤で網掛けなどで示されることが多い、最も基本的な凶方位です。

  • 五黄殺ごおうさつ

    その年・その月の「五黄土星」がめぐる方位。自ら災いを招くとされる最も注意すべき大凶方位です。

  • 暗剣殺あんけんさつ

    五黄殺の正反対に位置する方位。他者から災いがもたらされるとされ、五黄殺と並ぶ大凶方位です。

  • 水火殺

    特に相性が悪い「水」と「火」の精気が重なる方位のことです。

  • 歳破さいは

    その年の十二支と反対(冲)になる方位。物事が「破れる」とされ、契約や約束事には特に凶とされます。

  • 月破げっぱ

    その月の十二支と反対(冲)になる方位。歳破の月版で、その月の計画が破れやすくなります。

人によってちがう凶方位

次に、あなたの生まれ年(本命星)と生まれ月(月命星)によって決まる、個人専用の凶方位が5つあります。

  • 本命殺ほんめいさつ

    自分の本命星がめぐる方位。健康面に悪影響が出やすいとされます。

  • 月命殺げつめいさつ

    自分の月命星がめぐる方位。本命殺と同様に健康面に注意が必要です。

  • 本命的殺ほんめいてきさつ

    本命殺の正反対に位置する方位。精神的なダメージや、人間関係のトラブルに注意が必要です。

  • 月命的殺げつめいてきさつ

    月命殺の正反対に位置する方位。本命的殺と同様に精神的な面に影響が出やすい方位です。

  • 小児殺しょうにさつ

    12歳以下の子供にのみ影響する凶方位。感受性が強い時期のため、特に注意が必要です。

そのほかの注意すべき凶方位

十大凶方位には含まれませんが、もう一つ注意したいのが自分の本命星ほんめいせいと「相剋そうこく」の関係にある九星がめぐる方位です。「相剋」とは、相手を打ち負かし、弱らせる関係性を指します。

【例】本命星が「一白水星」の場合
「水」のエネルギーを打ち消す「土」(土剋水)と、自分が攻撃してしまう「火」(水剋火)が相剋の関係です。したがって、「二黒土星」「五黄土星」「八白土星」「九紫火星」がめぐる方位は、凶方位として作用します。(※五黄土星は五黄殺として既に大凶です)

この方位を使うと、健康運がダウンしたり、急にやる気が失せたり、家庭や仕事がうまくいかなくなるなど、じわじわと運気を下げる原因になります。十大凶方ほどの強い作用はありませんが、運勢を大きく変えたい時や大切な行動を起こす時には、これらの相剋方位も避けるようにしましょう。