四緑木星
生い茂る樹木とおだやかな風をあらわす
*成熟・充実・すべてがととのう
四緑木星は木の陽を持っています。三碧木星は若い新芽をあらわすのに対し、四緑木星は成長した樹木をあらわします。太陽の暖かさが増し、樹木は生い茂り、成熟した状態です。このことから、「斉う(ととのう)」、「結婚」などを意味します。
また、四緑木星は風や空気も象徴します。風は遠くからやってきて、つかみどころがないので、「のんき」、「遠方」などの意味もあります。九星の中で一番おだやかな象意です。
自分の本命星の調べ方(早見表)
九星気学では、生まれた年から「本命星」が決まります。以下の早見表でご自身の本命星を確認できます。ただし、九星気学では1年の始まりが「立春」(2月4日頃)になるため、1月1日から立春の前日までに生まれた方は、前年の九星がご自身の本命星となりますのでご注意ください。
| 生まれ年(西暦) | 本命星 |
|---|---|
| 1951, 1960, 1969, 1978, 1987, 1996, 2005, 2014, 2023 | 四緑木星 |
| 1952, 1961, 1970, 1979, 1988, 1997, 2006, 2015, 2024 | 三碧木星 |
| 1953, 1962, 1971, 1980, 1989, 1998, 2007, 2016, 2025 | 二黒土星 |
| 1954, 1963, 1972, 1981, 1990, 1999, 2008, 2017, 2026 | 一白水星 |
四緑木星の象意とは?
四緑木星の性格と特徴
長所と短所(性格が悪いと言われる理由)
四緑木星の人は、穏やかで人当たりが良く、誰からも好かれる社交家です。しかし、その性質が裏目に出ると「優柔不断」「八方美人」と見られ、時には「性格が悪い」「嘘つき」と誤解されてしまうことがあります。
長所
- 協調性が高い:争いを好まず、常に場の調和を大切にします。
- 面倒見が良い:人の役に立つことに喜びを感じ、頼られると断れません。
- 信用を重んじる:約束をしっかり守り、誠実な人柄で信頼されます。
- 順応性が高い:風のように、どんな環境にも柔軟に対応できます。
短所(「性格が悪い」「嫌われる」と誤解されやすい側面)
- 優柔不断:全てを丸く収めようとするあまり、決断が遅くなりがちです。
- 八方美人:誰にでも良い顔をしてしまうため、主体性がないように見られたり、「嘘つき」と誤解されることがあります。
- 流されやすい:周囲の意見に影響されやすく、自分の意思を貫くのが苦手です。
- 断れない:頼み事を断れずに、一人で抱え込んでしまうことがあります。
男女別の性格と恋愛傾向
四緑木星の男性の性格・恋愛
物腰が柔らかく、紳士的で聞き上手な男性です。誰に対しても平等に接するため、多くの人から信頼されます。平和主義者で争いを好みませんが、その分、いざという時の決断力に欠ける優柔不断な面も。恋愛では、穏やかで安定した関係を築こうとし、相手に献身的に尽くすタイプです。
四緑木星の女性の特徴・恋愛
おっとりとしていて、女性らしい細やかな気配りができる「癒し系」の女性です。その柔らかな雰囲気から「美人」と評されることも多く、多くの人から慕われます。家庭的で、結婚後は良妻賢母になるタイプです。ただし、優しさゆえに人に騙されやすい一面もあるため注意が必要です。恋愛においても受け身ですが、その献身的な愛情で相手を支えます。
結婚運と最適な結婚時期
四緑木星は「整う」という象意を持つため、九星の中でも特に結婚との縁が深い星です。家庭的な人が多く、安定した結婚生活を望みます。最適な結婚時期は、運気が上昇し、縁がまとまりやすい年です。例えば、人気運が高まる2025年や、物事が整いやすい2027年などは結婚を決断するのに良いタイミングと言えるでしょう。四緑木星同士の結婚は、お互いを理解し合える穏やかな関係を築けますが、どちらも決断が苦手なため、重要な局面で停滞しないよう注意が必要です。
適職と転職時期
「風」のように人と人、物と物を繋ぐ役割や、「信用」を活かす仕事に適性があります。
- 人と関わる仕事:営業、接客業、カウンセラー、ブライダル関係
- 情報を扱う仕事:広告代理店、出版、IT関連、アナウンサー
- 遠方に関わる仕事:旅行代理店、貿易関係、パイロット、客室乗務員
転職の時期としては、運気が上昇する年や、変化の年が適しています。例えば2025年は評価が高まり引き抜きの話があるかもしれません。2026年は環境が変化しやすい年なので、それに伴う転職の可能性もありますが、慎重な判断が必要です。
四緑木星の9年間の運気の流れ(バイオリズム)と晩年運
九星気学では、運気は9年周期で変動すると考えられています。これを把握することで、現在の自分の立ち位置や将来の計画が立てやすくなります。以下は四緑木星の近年の運気の流れ(バイオリズム)です。
- 2022年(厄年・坎入):運気は最も低迷。自己投資や学びの時期。
- 2023年(準備期):運気が回復し始め、新しいことの芽が出る時期。
- 2024年(発展期):芽が成長する時期。ただし八方塞がりの年で、自分の行動が周囲に大きな影響を与えるため、慎重さも必要。
- 2025年(頂点):運気が最高潮に達し、努力が認められ注目を浴びる年。開運を実感し、「福来る」と感じられるでしょう。
- 2026年(変化期):運気が一度リセットされる大きな転換点。転職や引っ越しなど変化が起こりやすい。
- 2027年(収穫期):これまでの努力が実を結び、成果を受け取る喜びの年。
九星気学に「大殺界」という言葉はありませんが、運気が最も低迷する厄年(2022年)や、大きな転換点となる変化期(2026年)は、慎重に行動すべき時期と言えます。
晩年運
若い頃は人の意見に流されたり、苦労を背負い込むこともありますが、年齢を重ねるごとに精神的な安定を得て、穏やかな晩年を過ごすことができます。多くの人との縁に恵まれ、信頼を築いてきた経験が、晩年期の財産となります。
【年運】四緑木星の2026年の運勢
全体運
2026年の四緑木星は、九星気学の年盤(その年の九星の配置図)で「北東(艮宮)」に位置します。この場所は「変化」「停止と開始」「貯蓄」などを象徴し、9年間の運気サイクルの大きな転換点にあたります。2025年の頂点の運気から一転し、これまでの流れが一度止まり、新しいステージへと移行する大きな変化の年となるでしょう。運勢グラフが示す通り、勢いは落ち着きますが、これは次の9年間に向けた重要なリセット期間です。
急な変化に戸惑うこともあるかもしれませんが、無理に前進しようとせず、現状維持を心がけながら、将来の計画を立てるのに最適な時期と言えます。
仕事運・転職運
仕事面では、部署の異動や転勤、役割の変更など、大きな変化が起こりやすい年です。一見、不本意な変化に思えても、長い目で見ればプラスに働く可能性が高いでしょう。2026年の転職は、大きな環境変化を伴うため慎重な判断が必要です。親族や信頼できる人からの紹介など、堅実なルートを選ぶのが吉です。
恋愛運・結婚運
2026年の恋愛運は、良くも悪くも「変化」がキーワードです。長年の関係に区切りがつき、新しい恋が始まる可能性があります。シングルの人は、身近な人からの紹介や親族の集まりなどで良い縁に恵まれるかもしれません。カップルは、関係が一度リセットされるような出来事があるかもしれませんが、それを乗り越えることで、より強い絆で結ばれるでしょう。
2026年の吉方位と凶方位
引っ越しや旅行で良い運気を取り入れるためには、吉方位を活用することが大切です。
- 2026年の吉方位: 南東
- 2026年の凶方位: 五黄殺(南)、暗剣殺(北)、歳破(北)、本命殺(北東)、本命的殺(南西)
特に本命殺である北東への大きな移動は、健康面や人間関係に影響が出やすいので避けましょう。
【参考】四緑木星の2025年の運勢
全体運
2025年の四緑木星は「南(離宮)」に位置し、運気は9年間のバイオリズムの中で頂点に達します。ここは「光」「知性」「名誉」を象徴する場所で、注目を浴びる華やかな一年となります。これまでの努力が評価され、良い結果となって現れるでしょう。「開運 福来る」を実感できる年です。一方で、光が当たると影も濃くなるように、隠し事や問題も明らかになりやすい年なので、常に誠実な対応が求められます。2025年は八方塞がりではありません。
2025年の各運勢(仕事・健康・吉方位)
- 仕事運・転職運:才能が認められ、大きなチャンスが舞い込みます。2025年の転職はキャリアアップに繋がる良い話が期待できますが、頂点の運気だからこそ慎重な見極めも必要です。
- 健康運:エネルギーに満ち溢れますが、多忙からくる過労や、頭脳や目、心臓に関わる不調に注意が必要です。
- 吉方位:2025年の吉方位は北、南西、北東です。特に引っ越しや長期の旅行(吉方位旅行)に活用すると、良い運気をさらに取り込めます。月ごとの詳細な吉方位カレンダーは専門の暦を参考にすると良いでしょう。
2025年の3月や4月といった月ごとの運勢は、年の運気に加えて月の運気のサイクル(月盤)を考慮する必要がありますが、年全体としては春先から運気は非常に活発になります。
よくある質問(FAQ)
Q. 2026年の四緑木星はどんな年?運勢は良い?
2026年は9年に一度の大きな「変化の年」です。2025年の頂点の運気から落ち着き、次のステージへ向かうための転換期にあたります。運気自体は一度停滞するように感じますが、将来への重要な準備期間となるため、吉凶混合の年と言えます。詳しくは2026年の運勢をご覧ください。
Q. 四緑木星の大殺界や八方塞がりはいつですか?
「大殺界」は六星占術の用語で、九星気学では使いません。運気が低迷する「厄年(坎入)」は直近では2022年でした。また「八方塞がり」は9年に一度、自分の星が中央にくる年にあたり、直近では2024年でした。次の八方塞がりは2033年です。
Q. 四緑木星の性格は?女性の特徴や、優しい人柄についても教えて。
はい、四緑木星の人は基本的に穏やかで協調性が高く、心優しい性格です。特に女性は細やかな気配りができる「癒し系」で、多くの人から慕われます。その優しさが魅力ですが、時には優柔不断と見られることもあります。詳しくは性格と特徴のセクションをご覧ください。
Q. 誰と相性がいいですか?
特に相性が良いのは「一白水星」「九紫火星」「三碧木星」です。お互いを支えたり、高め合える関係を築けます。詳しくは記事内の相性解説をご覧ください。
Q. 2026年の恋愛運はどうですか?
2026年の恋愛運は、良くも悪くも「変化」が訪れやすい年です。長年の関係に区切りがつき新しい出会いがあったり、カップルは関係性が次のステージへ進むような出来事を経験する可能性があります。
Q. 2026年のラッキーカラーやラッキーナンバーは?
- ラッキーカラー:2026年に位置する「北東」の象意を持つ八白土星のカラーであるベージュ、ブラウン、イエローです。
- ラッキーナンバー:四緑木星の基本ナンバーは「3」「4」です。2026年は「変化」を象徴する北東に位置するため、その方位の数字である「5」「8」「10」も意識すると良いでしょう。
Q. 2026年の健康運は良いですか?
「変化」は心身にストレスを与えやすいため、2026年は健康管理が特に重要な年です。特に関節(腰、ひざなど)や消化器系の不調に注意が必要です。意識的な休養を取り、無理をしないことが開運の鍵となります。
Q. 適職・向いている仕事は何ですか?
人と人を繋ぐ役割や信用を活かす仕事が向いています。具体的には営業、接客業、広告関係、旅行関係、ブライダルプランナーなどが挙げられます。詳しくは適職と転職時期をご覧ください。
Q. 2026年の月ごとの運勢(2月や7月など)は?
月ごとの運勢は、年の運気に加えて月盤の動きも見る必要があります。この記事では年全体の流れを解説していますが、一般的に2026年の始まり(2月)は変化の気配を感じ始め、年の半ば(7月頃)はその変化に順応していく時期となります。大きな決断は慎重に行うべき一年です。
Q. 四緑木星は何年生まれですか?
1960年, 1969年, 1978年, 1987年, 1996年, 2005年, 2014年, 2023年などが該当します。ただし、年の始まりが2月4日頃の「立春」のため、それ以前に生まれた方は前年の星となります。詳しくは記事内の早見表をご確認ください。
