【九星気学】水火殺とは?影響と調べ方、引っ越しでの注意点を解説

使ってはいけない凶方位
水火殺すいかさつ

九星気学には様々な凶方位が存在しますが、五黄殺や暗剣殺と並ぶ三大凶方位の一つとされるのが「水火殺」です。九星気学 今日の運勢 無料サイトなどで吉方位を調べる際も見落とされがちなこの凶方位について、詳しく見ていきましょう。

方位盤を囲む人々のイラスト

水火殺とは?その影響と基本を解説

九星気学水火殺の成り立ち

五行の精気の中で、水の精と火の精はもっとも反発し合う「相剋そうこく」の関係です。九星気学 9種類の性質の中でも特に相反する、水の気を持つ「一白水星」と火の気を持つ「九紫火星」が特定の位置で重なることで、強い凶作用を持つ「水火殺」が発生します。

水火殺 影響

水火殺 影響は、突発的な災難として現れるのが特徴です。特に以下のような事象に注意が必要です。
  • 痛みを伴うケガが多く、時には手足を切断するほどの重症となるケースも。
  • 病気は、心臓病や首から上(目、口、のど、脳など)の疾患にかかりやすくなります。
  • 水の精気と火の精気が反発し合うことから、水難や火難に遭いやすくなるのも水火 殺 影響の大きな特徴です。
突発的な事故のイラスト

水火殺は、突発的な事故や健康問題に繋がるため注意が必要です。

方位盤でみる“水火殺”の調べ方

九星気学 年盤 月盤 日盤を重ねて吉凶を判断しますが、水火殺は特に年盤と月盤の関係が重要になります。

2016年10月の月盤

東南 南西
水火殺 西
北東 北西

年盤で九紫火星の「東」に月盤の一白水星が来たため、東が水火殺に。

2016年3月の月盤

東南 水火殺 南西
西
北東 北西

年盤で一白水星の「東南」に月盤の九紫火星が来たため、東南が水火殺に。

九星気学に関するよくある質問 (Q&A)

三大凶殺とは何ですか?
九星気学において、誰にでも共通する特に作用の強い三つの凶方位のことです。具体的には「五黄殺」「暗剣殺」「歳破」を指します。流派によっては「歳破」の代わりに「水火殺」を入れる場合もあります。
2025年に引っ越してはいけない方位はどこですか?
2025年(三碧木星の年)に特に注意すべき万人共通の凶方位は以下の通りです。これらの方角への引っ越しや旅行は避けるべきです。
  • 五黄殺:西
  • 暗剣殺:
  • 歳破:南西
これらに加えて、ご自身の本命星から導き出される「本命殺」「本命的殺」も避ける必要があります。
九星気学で一番強い星(最強の星)は?
九星気学では、どの星が優れている・劣っているという考え方はありません。しかし、中心的な役割や強いパワーを持つ星として「五黄土星」が挙げられます。五黄土星は「帝王の星」とも呼ばれ、他の八つの星を支配する力を持つと同時に、その強力なエネルギーが悪い方向に出ると「五黄殺」という大凶方位を生み出します。
五黄殺と暗剣殺のどちらが凶殺ですか?
どちらも非常に強力な「凶殺(凶方位)」です。作用の仕方に違いがあり、五黄殺は「自滅」を意味し、自らの行動が原因で失敗や災難を招くとされます。一方、暗剣殺は「他動的な災難」を意味し、自分に非がなくても他者から災いをもたらされるとされています。どちらも同じくらい警戒すべき大凶方位です。
本命殺や本命的殺の引っ越しは気にしない方がいいですか?
いいえ、気にするべきです。「本命殺」は主に健康面、「本命的殺」は精神面に悪影響を及ぼすとされる、個人にとっての重要な凶方位です。万人共通の凶方位ほどではありませんが、じわじわと運気を蝕む作用があるため、引っ越しや長期滞在は避けるのが賢明です。特に旅行への影響も無視できません。
定位対冲(定位対中)とは何ですか?
「定位対冲(ていいたいちゅう)」とは、九星が本来いるべき場所(定位盤)の正反対の位置にめぐってきた時に生じる凶作用です。物事が思い通りに進まなかったり、計画が頓挫したりする影響があります。引っ越しにおいては、歳破などと重なるとさらに凶意が強まるため注意が必要です。
金運を上げるための吉方位は?
金運に良いとされる代表的な星は「六白金星」と「七赤金星」です。ご自身の本命星との相性(相生)を考慮し、これらの星がめぐる吉方位を活用することで金運アップが期待できます。例えば、六白金星は事業運や投資運、七赤金星は交際費や楽しみごとから入る金運に関係します。
2024年の運勢や方位について教えてください。
2024年は「甲辰(きのえたつ)」の年で、四緑木星が中宮に位置しました。スピリチュアル的には、これまで隠れていたものが表面化し、新しい成長が始まる年とされました。2024年の三大凶殺は「五黄殺:西」「暗剣殺:東」「歳破:戌(北西)」でした。また、三殺方位は南でした。最強色(ラッキーカラー)は四緑木星の「グリーン」や辰の「ゴールド」などが挙げられました。
4、7、10、13の法則とは何ですか?
これは九星気学の中でも特定の流派で使われることがある、運気のサイクルや転機を示す法則の一つです。一般的に広く知られている法則ではありませんが、物事を始めてから4ヶ月(または4年)目、7ヶ月目などに変化が訪れやすいとする考え方など、流派によって様々な解釈が存在する専門的な内容です。